森ミステリィがすごい!
今回は特に好きな小説家さんの森博嗣さんについて書いていきます。
これまでの記事でも紹介したりしているのでどうぞ
森博嗣とは
国立大学の工学部の助教授であり(バリバリの理系)、第一回メフィスト賞を「すべてがFになる」を受賞し、デビューした。
代表作品には「すべてがFになる」のほか、「スカイ・クロラ」などがあげられる。
最近では講談社タイガで新シリーズ「wシリーズ」が出ている。
作風
理系ミステリィと言われており、長音を省いたり(例えばコンピューターをコンピュータと書く。まあ理系の人ならわかるだろう)、事件の謎を解くのに理系なことをすることや、登場人物が工学部の大学の先生だったり、生徒だったりしているためである。
個人的な感想
ここからが本番!
私的には「S&Mシリーズ」の犀川先生と西之園萌絵さんの会話が好きだなぁ
学問のことでは頭がいい人はこんなことを考えているのだなぁとか思ったり、意味なしジョーク(特に意味がないジョークのこと)に西之園萌絵さんが呆れたりしてるとことが特に。
そしてやっぱり書かずにいられないのがミステリィのこと。
大抵の推理小説では、犯人を探し特定するために足を運んだりして犯人の動機を探ったりするのだが、森さんの場合は違う。
密室を解いたり、超常現象などを科学的に証明して犯人を特定するのだが、そのトリックがかなり凝っているのだ。特に私の中で印象に残っているのが「幻惑の死と使途」である。この中で出てくる死体が消えるというトリックは私では思いつかなかった。
そして最近話題となっているVRについて書かれている「有限と微小のパン」。この本が書かれたのは1998年。そんな前からVRのことについて考えられているのだ。先取り感が本当にすごい。
最後に
最近雨がたくさん降るようになってきたので、静かな部屋でのひと時に森博嗣さんの小説を読んでみてはどうでしょうか